首都圏を襲った台風。ディズニーランドに来たらどうなったか。

2011.9.21 台風15号が首都圏を襲うと言う予報の中ディズニーランドに居た。


ディズニーバケーションパッケージでホテル+チケット+ファストパスという豪華(高価)なものを購入していた為、行かないという選択肢はなかった。
夏休みでお休みとっていたしね。


前日のNHKでは台風情報をずっと放送をしていた。
一緒に行く彼は九州出身。hPaを見るだけでどれだけヤバイのか判断できるレベル。
私は長野出身。正直台風の危険性はほとんど分からない。


とりあえず明日に備え、濡れても良いように買い物袋や換えの靴下、タオルなどを用意。
18時に上陸予定だったので、危なくなってきたら即ホテルへ行くという条件で行くことになった。


当日。
電車は普通に動いている。
舞浜駅へ着くとTDRへ向かう人が大勢いた。
大学生らしき数人のグループが「こんな台風の中ディズニーランド行くなんて普通あり得ないよな〜」とテンションマックスではしゃいでいる。
彼はひいていた。


駅出てすぐ隣にあるウェルカムセンターでチェックイン手続きを済ませる。荷物も部屋まで送ってくれるからとても楽。


9:15にディズニーランドへ入園。
やはり人が少ない。平日の10分の1程度。


スプラッシュマウンテンへ向かうとファストパスが発券されていなかった。
この日全てのファストパスは発券されていない。
内心テンションが上がるが、どれだけ普通ではないのかと少々不安になる。


園内は乳飲み子を連れた親子や、安定期に入った感じの妊婦さんを見かける。
彼氏はひていた。


アトラクションは5分〜25分の待ち時間案内。
20分と出ていたモンスターズインクも15分くらいで乗れた。


11時半頃にプラザレストランで食事。10席くらいしか埋まっていない。
食事を終えると雨風が強くなり、この時点で折りたたみ傘は使えず。カッパを購入。
上半身は大丈夫だが、足下が濡れ不快感。
屋台型の店が閉まっていく。ポップコーン売り場も1カ所くらいしか開いてない。


ゴーカートへ始めて乗った。
前から激しく雨が打ち付ける中、もくもくと運転をする。
一瞬テンションがあがったが、すぐに私はこの嵐のなか何故生身で車を運転しているのだろうと冷静になった。目の中に雨が入る。前が見えない。体力の消耗が激しい。


午後3時頃。激しい風が時折吹く。
雨のカーテンが恐ろしいスピードで迫ってくる。
乳母車を押していた子連れが視界から居なくなる。ワールドバザールに避難していた模様。


もうそろそろホテルへ戻ろうと言う彼を説得し、最後に一つだけ乗ることにした。
奇跡的に動いているビックサンダーマウンテンに並ぶ。
この風の中何故動いているのか不思議で仕方ないと思っていたら即停止。並んだ列のまま出口へ誘導される。


風が随分と強くなっていた。外に居て徐々に慣らされていた為、感覚が狂っていたようだ。
結構危険な状態。体が持って行かれそうになる。


こんな中、ダンボに乗る親子を発見。カッパを着てビシャシャシャと風に打たれながら回るダンボに乗っているのがとてもシュール。


最後にウェスタンリバー鉄道へ乗った。
乗客は6組しか居ない。
左右から雨風が半端無く襲う。雨期のジャングル。
燃えている小屋があったがこの雨では鎮火できないのか。
インディアンが歓迎をしてくれている。いいからテントの中へ入って。
こんな嵐の中絵を書いていて、アグレッシブな精神を感じる。インディアンすごい。


結構な風の中、出口へと向かう。
落下物が心配だが、ディズニーランドは木などワイヤーでしっかり固定されているので安心していた。しかし大きいシェロの葉っぱがどさどさ落ちていた。自然災害の中100%の安全は無い。
やはり彼の言うことを聞き、もう少し早くホテルへ行けば良かったと後悔。


17時。やっとホテルへ着く。
体の芯まで冷えてしまっていた。やはり体力の消耗が激しい。


都内の電車がことごとく運休している中、ディズニーリゾートラインは12時近くまで動いていた。


台風の中TDLに行った感想。

・アトラクション沢山乗れる。
・濡れてしまった靴が奪う体温半端無い。じわじわと来る。
・かっぱ着ていても濡れる。
・屋内のアトラクションに乗る度カッパを脱がなくてはならず面倒。ボタンもすぐに駄目になった。
・小さい子はとても危険。乳母車が飛ばされないように押さえている親を数組見かけた。